【地元応援】鳥羽菅島から生まれた奇跡の肌嬉さがらめパック

ドッグにグッドなログハウス鳥羽は、「愛犬と泊まれるログハウス」というコンセプトのもと、ただ宿泊する場所ではなく、“鳥羽をもっと好きになってもらう入口”になりたいと考えています。

そんな私たちが、今回宿の一角にて取り扱いをはじめた商品が、「さがらめパック」というフェイスマスクです。

一見すると、旅先にあるお土産用の美容アイテムのように見えるかもしれません。ですが、これは単なるスキンケア商品ではありません。
このパックの背景には、「島の未来のために」という強い想いと、いくつもの偶然が重なって生まれた、まさに“奇跡のような物語”があるのです。

このフェイスパックが生まれたのは、鳥羽市の沖合にある小さな離島・菅島（すがしま）です。
本土から船でわずか10分ほどの場所にありながら、古き良き暮らしと自然が今も息づいている島。
そんな場所に、ひとりの女性が取材で1カ月滞在したのが、すべての始まりでした。

「何もないけれど、なんでもある」。
そう感じさせるような菅島の人々の暮らしと温かさに惹かれ、開発者であり代表の竹久さんはこの島のファンになりました。
けれど同時に、急速に進む過疎化や若者の流出、高齢化といった、地方が直面する現実にも向き合うことになったのです。

「この島の魅力を、何かの形で未来へ残したい」

そんな想いの中で出会ったのが、島の人々に昔から親しまれてきた“サガラメ”という海藻でした。

「風の島」とも呼ばれるほど強風の吹く菅島。
普通なら、髪はパサパサ、肌も乾燥するはずですが、島のおばあちゃんたちは皆、肌がツヤツヤで髪も艶やか。
理由を聞くと、「海藻のおかげかもしれんね」「煮汁をお風呂に入れとるで」と、あっさりとした答えが返ってきました。

半信半疑で試してみた“サガラメ風呂”は、想像以上のしっとり感をもたらし、その体験に衝撃を受けた竹久さんは「これを世の中に伝えたい」と心から思うようになったのです。

そこからの行動は早く、かつての同僚であり、コスメ業界で数々のヒット商品を生み出してきた女性・山内さんに連絡。
「サガラメで化粧品をつくりたい」と伝えると、すぐに現地に飛んできてくれました。

都会育ちの山内さんも、菅島の魅力と人の温かさに一目惚れ。「菅島サイコー！」と即答し、プロジェクトが動き出しました。
そこからわずか2ヶ月で、老舗フェイスマスク製造工場と連携し、サガラメを使ったパックの試作品が完成。
一発目の試作で「これは売れる」と太鼓判を押されるほど、質の高い商品ができたのです。

しかし、商品が良くても、それを広める仕組みは簡単には整いません。
販路、販売会社、地元の理解、信頼づくり…。多くの壁が立ちはだかる中、竹久さんは覚悟を決めて「自分で会社をつくる」ことを選びます。

そして2024年、菅島の地域おこし協力隊に就任しながら、合同会社菅島喜樂を立ち上げ、「さがらめパック」の販売をスタートしました。

この商品は、肌を潤すだけのものではありません。
「島で暮らしていても、挑戦できる」
「小さな島からでも、可能性は生まれる」
そんな想いを、次の世代に届けるための“希望の象徴”でもあるのです。

私たち「ドッグにグッドなログハウス鳥羽」は、地域の自然や文化、人の想いを宿泊体験に取り入れることを大切にしています。
観光とは「風景を見ること」だけではなく、「人の生き方や想いに触れること」だと考えています。

だからこそ、さがらめパックの背景にある、行動する女性たちの物語、島を想う気持ち、未来への投資ともいえる挑戦に強く共感しました。

このパックを宿で販売することは、単なる物販ではありません。
泊まる人に「鳥羽のことをもっと知ってもらう」「誰かの挑戦を応援する」という体験を届けることだと思っています。

さがらめパックは、菅島の自然と人の知恵から生まれた、小さな奇跡の化粧品です。
その裏には、地域を想い、行動し、誰かのために汗をかいた人たちの物語があります。

旅先で出会う1枚のパックが、そんな想いを感じる“きっかけ”になってくれたら。
そして鳥羽をもっと好きになり、また来たいと思ってくれたら。
私たちは、そんなふうに「想いごと」伝わる宿でありたいのです。

ドッグにグッドなログハウス鳥羽は、「さがらめパック」とともに、鳥羽の未来を応援しています。

販売名：肌嬉フェイスマスクSR

内容量：1枚26ml（個包装タイプ）

宿ではアメニティ（無料）としてご用意しております。

ご購入希望の方は３枚１０００円（税込み）で宿で販売しており、通販などは受け付けておりません。